「LINE公式アカウントって、大手チェーンが使うものでしょ?」「うちみたいな小さいお店には関係ない」
そう思っている方も多いかもしれません。しかし実際は、地域で繁盛している店舗ほどLINE公式アカウントを上手に活用しています。
この記事では、なぜ繁盛店がLINE公式アカウントを使っているのか、その理由を具体的なデータと事例をもとに解説します。「うちもやった方がいいのかな?」と少しでも気になった方は、ぜひ最後までお読みください。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、店舗や企業がお客様とLINEでつながるためのビジネス用アカウントです。
普段使っているLINEと同じ感覚で、お客様にメッセージを送ったり、クーポンを配信したり、予約を受け付けたりできます。
LINEは国内で月間9,800万人以上が利用しており、これは日本人人口の約79%にあたります。全年代の利用率は92.5%、20代では98.1%に達しており、もはや生活インフラと言える存在です。
出典:LINEヤフー媒体資料(2025年7月時点)/総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告」
つまり、お客様に情報を届けたいなら、LINEが最も届きやすい手段なのです。
繁盛店がLINE公式アカウントを使う5つの理由
では、なぜ繁盛店はLINE公式アカウントを積極的に使っているのでしょうか。その理由を5つ紹介します。
理由①:リピーターを逃さない仕組みが作れる
一度来店したお客様に、もう一度来てもらう。これが店舗経営で最も大切なことです。
LINE公式アカウントを使えば、来店したお客様と「つながり続ける」ことができます。新メニューのお知らせ、キャンペーン情報、季節のご挨拶。こうした情報を定期的に届けることで、お客様に「そういえば、あのお店に行こうかな」と思い出してもらえます。
実際に、千葉県の学習塾「ESOH個伸塾」では、LINE公式アカウントを活用したきめ細やかなフォローにより、退塾率を28%削減することに成功しています。
出典:LINEヤフー for Business「きめ細やかなフォローで退塾率28%減! 学習塾のLINE公式アカウント活用」
繁盛店は「一度来たお客様を逃さない仕組み」を持っています。LINE公式アカウントは、その仕組みの中心になるツールです。

理由②:クーポンやショップカードで再来店を促せる
LINE公式アカウントには、クーポン配信やデジタルショップカードの機能が標準で備わっています。
紙のポイントカードは「持ってくるのを忘れた」「財布の中で埋もれている」ということが起きがちです。しかし、LINEのショップカードならスマホの中にあるので忘れる心配がありません。
温泉施設「蔵前温泉 さらさのゆ」では、LINEショップカードを導入したところ、新規友だち追加数が1日5人前後から1日10人前後に倍増。「ポイントを貯める楽しみ」が再来店のきっかけになっています。
出典:LINEヤフー for Business「ショップカード導入事例」
また、「お誕生日クーポン」「雨の日クーポン」など、タイミングを狙った配信ができるのも強みです。繁盛店は、こうした機能を使ってお客様に「来店する理由」を作り続けています。

理由③:メッセージの開封率が圧倒的に高い
メールマガジンの開封率は、一般的に約20%程度と言われています。10人に送っても、読むのは2人ということです。
出典:Mailchimp「業界別のEメールマーケティングのベンチマークと統計」(平均開封率21.33%)
一方、LINE公式アカウントの開封率は平均55%。メールマガジンの約2.75倍の開封率を誇ります。
出典:LINEヤフー社調べ(2022年6月)
せっかく時間をかけてキャンペーン情報を作っても、届かなければ意味がありません。繁盛店は「届く手段」を選んでいます。だからLINEを使うのです。
韓国発のジェルネイルブランド「ohora」では、LINE公式アカウントで配信する友だち限定クーポンの使用率が、メールマガジンで配信するクーポンに比べて20〜30倍という驚異的な効果を上げています。
出典:LINEヤフー for Business「ohoraのLINE公式アカウント活用事例」(2023年3月時点)

理由④:予約やお問い合わせの対応がラクになる
電話対応は、施術中や接客中だと出られないことがあります。折り返しの手間もかかります。
LINE公式アカウントを使えば、お客様からの予約や問い合わせをチャットで受けられます。営業時間外でもメッセージを受け取れるので、機会損失を減らせます。
また、「よくある質問」への自動返信を設定しておけば、同じ質問に何度も答える手間も省けます。繁盛店は、こうした「業務効率化」にもLINEを活用しています。
輸入代行サービスを提供するある企業では、LINEチャットで問い合わせを受け付けるようになった結果、年平均20%ほど問い合わせが増加。月間約20件の問い合わせから7件の成約につながっています。
出典:LINEヤフー for Business「EC業界の活用事例」
理由⑤:広告費をかけずに集客できる
LINE公式アカウントは無料で始められます。月200通までのメッセージ配信なら、ずっと無料で使い続けられます。
チラシを撒くにも、広告を出すにもお金がかかります。しかし、一度友だちになったお客様へのメッセージ配信は、ほぼコストゼロです。
あるEC企業では、LINE公式アカウントを「メルマガの上位互換」として活用し、売り上げ5倍を実現しています。
出典:LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントはメルマガの上位互換――売り上げ5倍を実現したEC企業の活用術」
繁盛店は「広告に頼らなくても集客できる仕組み」を持っています。LINE公式アカウントは、その仕組みの一つです。
LINE公式アカウントを使っていない店舗が逃しているもの
LINE公式アカウントを使っていない店舗は、以下のようなことが起きています。
①せっかく来店したお客様との接点が切れる
一度来店しても、そのお客様との接点がなければ次の来店につながりません。「また来てね」と言うだけでは、お客様は戻ってきません。
ある調査によると、お客様がリピートしない最大の理由は「特にない(なんとなく行かなかった)」というもの。つまり、定期的に思い出してもらう仕組みがあれば、リピートにつながるということです。
LINE公式アカウントがあれば、来店時に友だち追加してもらうだけで、その後もつながり続けられます。この「つながり」がないまま、毎日お客様を見送っているのはもったいないことです。
②競合店にお客様を取られている
あなたの店がLINE公式アカウントを使っていなくても、競合店が使っていたらどうでしょうか。
競合店は定期的にメッセージを送り、お客様に「思い出してもらう」機会を作っています。あなたの店は「忘れられる」一方で、競合店は「思い出してもらえる」。この差は、時間が経つほど大きくなります。
③口コミや紹介が広がらない
LINEは友人や家族との連絡に使われるツールです。LINE公式アカウントの情報は、「このお店良かったよ」と簡単にシェアしてもらえます。
LINE公式アカウントがなければ、こうした口コミのきっかけを作ることができません。「紹介したいけど、お店の情報を送る手段がない」という状態になってしまいます。
LINE公式アカウントの導入効果:実際の数字で見る
「本当に効果があるの?」と思う方のために、公式発表されている導入効果をまとめました。
業種 | 導入効果 | 出典 |
|---|---|---|
ジェルネイルEC(ohora) | LINE経由の売上が3倍に増加 | LINEヤフー for Business |
住宅メーカー(トヨタホーム) | 来場予約数前年比2.1倍、資料請求数1.8倍 | Mico Engage AI導入事例 |
焼肉店(シンラガーデン) | コロナ禍の休業中、売上前年同月比121% | LINEヤフー for Business |
動物病院(こにし動物クリニック) | クーポン使用率毎月平均15%、約200〜300人が来院 | LINEヤフー for Business |
学習塾(ESOH個伸塾) | 退塾率28%削減 | LINEヤフー for Business |
プロテインEC(アルプロン) | CVR(コンバージョン率)30倍超 | LINEヤフー for Business |
これらの事例からわかるように、LINE公式アカウントは業種を問わず、売上・リピート率・来店率の向上に直結しています。
帯広・十勝エリアでLINE公式アカウントが効果的な理由
帯広・十勝エリアは、LINE公式アカウントを本格的に活用している店舗がまだ少ない地域です。
これは逆に言えば、今始めれば先行者優位を取れるということです。競合店より先にお客様とつながりを作れば、その関係はなかなか崩れません。
実際に、トカッテクがサポートした帯広のマッサージ店では、LINE公式アカウントを導入して1ヶ月で友だち登録300人を突破。リピート率も向上し、売上アップにつながりました。
帯広・十勝エリアは地元のお客様との「つながり」が大切にされる地域です。LINE公式アカウントは、そのつながりを強くするツールとして相性が抜群です。
「自分でやる」のは意外と難しい
「LINE公式アカウントの良さは分かった。じゃあ自分でやってみよう」と思った方もいるかもしれません。
しかし、実際に始めてみると、多くの方が途中で止まってしまいます。
- アカウントは作ったけど、何を配信すればいいか分からない
- リッチメニューのデザインが作れない
- 最初は頑張ったけど、配信が続かなくなった
- 友だちを増やす方法が分からない
- 本業が忙しくて後回しになる
LINE公式アカウントは「作るだけ」では意味がありません。継続的に配信し、友だちを増やし、来店につなげる。この運用が大切です。
店舗経営をしながらこれを続けるのは、正直かなり大変です。だからこそ、専門家に任せて本業に集中する店舗が増えています。
よくある質問
Q. LINE公式アカウントは無料で使えますか?
A. はい、無料で始められます。コミュニケーションプラン(無料)では月200通までのメッセージ配信が可能です。友だちが増えて配信数が多くなったら、ライトプラン(月額5,500円/5,000通)やスタンダードプラン(月額16,500円/30,000通)へのアップグレードを検討してください。
※料金は2024年時点のものです。最新の料金はLINE公式サイトでご確認ください。
Q. 友だちを増やすにはどうすればいいですか?
A. 最も効果的なのは来店時に直接お声がけすることです。「LINE登録で次回10%オフ」などの特典をつけると登録率が上がります。店内にQRコードを掲示したり、ショップカードと連携させる方法もあります。
Q. 何を配信すればいいですか?
A. キャンペーン情報、新メニューのお知らせ、季節のご挨拶、お役立ち情報など、お客様にとって「受け取って嬉しい」内容を配信しましょう。宣伝ばかりだとブロックされやすいので、バランスが大切です。
Q. どれくらいの頻度で配信すればいいですか?
A. 月2〜4回程度が目安です。多すぎるとブロックされやすく、少なすぎると忘れられます。お客様の来店サイクルに合わせて調整するのがベストです。
Q. リッチメニューって何ですか?
A. トーク画面の下部に表示されるメニュー画像のことです。「予約する」「クーポンを見る」「ショップカード」など、よく使う機能をボタンにして配置できます。お客様が迷わず行動できるので、設定することをおすすめします。
まとめ:繁盛店がLINE公式アカウントを使う理由
繁盛店がLINE公式アカウントを使う理由をまとめると、以下の通りです。
- リピーターを逃さない仕組みが作れる(退塾率28%減の事例)
- クーポンやショップカードで再来店を促せる(使用率がメルマガの20〜30倍)
- メッセージの開封率が圧倒的に高い(平均55%、メルマガの約2.75倍)
- 予約やお問い合わせの対応がラクになる
- 広告費をかけずに集客できる(売上5倍の事例も)
逆に、LINE公式アカウントを使っていない店舗は、お客様との接点が切れ、競合店にお客様を取られ続けています。
帯広・十勝エリアでは、まだLINE公式アカウントを本格活用している店舗は多くありません。今がチャンスです。
「何から始めたらいいか分からない」「アカウントは作ったけど活用できていない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。トカッテクでは、帯広エリアの店舗様に特化したLINE公式アカウントの構築・運用をサポートしています。
あなたのお店が、お客様と「つながり続ける」仕組みを一緒に作りましょう。